ちゃぶだいは元々肥料問屋であった築百年以上の二軒長屋のうちの一軒を、 多くの方々と一緒にリノベーションしてできたゲストハウスです。 きっかけは2016 年11月に川越市が主催した、まちの魅力を再発見し事業を生み出す 「まちづくりキャンプ in 川越」 ここで出会った仲間からスタート。 ワークショップやイベントを行いながら物件を探し、 2018年6月に物件契約をする事が出来ました。 その後、たくさんの方々の協力を得ながら改修を進め、 2018年11月17日にカフェ、2019年に1月11日に宿泊の運営を開始しました。
建物は元々あった構造物などをできるだけ残し、古い畳は壁の中に断熱材として入れ、 土間に敷いてあった板は綺麗に剥がしてフローリング材へという様に、 できるだけ循環する様、計画して作りました。 断熱材貼り、床貼り、左官、タイル、庭造り等々、様々なワークショップも開催し、 多くの方々に携わっていただきました。 宿の中には、古い電話ボックスや箱階段、大きな天井板、肥料問屋の看板など、 随所に昔のストーリーが眠っています。
また、神棚や2つあるお稲荷さんには 氷川神社から神主さんをお呼びして、再度神様を祀って頂きました。 川越祭りの際には三久保町の会所として町に開かれます。
ちゃぶだいにはお庭もあります。ここにはオーダー手作り眼鏡工房の「澤口眼鏡舎」、 カフェ利用の方が休めるウッドデッキや、 ワークショップなども出来る「ちゃぶの間」、菜園もあります。
さまざまな〝ヒト、モノ、コト〟が点在するちゃぶだい。 その開業前の2016年12月からの様々な出来事、想いがつづられた記録になります。